(尊師)興味がないより、まず興味があった方がいいと。そして、その興味もできるだけ崇高な興味へと移行できるような、普段からのフィードバック、つまり、思索のフィードバックを繰り返していただきたいというのが今のわたしの考え方です。

(質問者)ただ単にそういう世界に対して実利的なものを求めたりとか、あるいは迷ったときに占いの先生のところに行ったりとか、そういう形も別に構わないということですか。

(尊師)構わないというよりも、仏教的教えでいうならば、低級霊域――まあ皆さんのよく知っている餓鬼の世界といわれるわけですが――餓鬼の世界へ転生する種子を繰り返し繰り返し記憶している、というふうにとらえていただいたらいいと思います。
 今の言葉ではちょっと理解できないだろうから少し付け加えるならば、この低級霊域というのは、わたしたちが霊的なものを煩悩の単純な修習によって使った場合に行く世界であるというふうに考えてください。

(質問者)このようなブーム自体に対して、その原因とか、あるいはその影響とか、そういったものについて、どのような見解を持たれていますか。

(尊師)それは、この現実の粗雑な世界と、それからアストラル世界、つまり霊的世界とが近づいてきているというふうに考えています。したがって、次における破局というのは、オカルティックな破局が起きるんじゃないかというのがわたしの見解です。
(九二年六月四日・北海道大学)


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