(尊師)わたしは、宗教というのは五つの要素が必要であると考えているわけだ。 そのまず第一は、完璧な教義であると。第二は、その教義を具体的に現証化する、つまり、実際に体験できる修行体系が存在していることと。第三は、個人個人に対する完璧なアドバイスができるグルが存在しなきゃならないと。そして第四番目は、現代人はいろいろな煩悩のデータをたくさん持っているから、それを瞬間的に変える、あるいは時間をかけて変えるようなイニシエーションが存在しなきゃならないと。そして第五番目は、その説かれた世界を、各段階において経験している魂が存在していなきゃならないと。 これだけの五つの条件がそろって初めて、真の宗教といえるのではないかと思います。 (九一年十一月二十三日・東京大学) |
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